服の油染みの落とし方!時間が経ったシミの落とし方やおすすめの洗剤など徹底解説
油染みは、食事中やメイク中にうっかりついてしまうことがよくある厄介なシミです。普通に洗濯してもなかなか取れず、大変な思いをします。
お気に入りの洋服や、色の薄い洋服を胃着ているときに限って、パスタのソースを飛ばしてしまった経験がある人も少なくないはず。外出先だと、脱ぐこともできずに困りますよね。
そこでこの記事では、油染みの状況別おすすめの落とし方を紹介します。もちろん外出時の応急処置方法もお伝えするので、大切な洋服を長く着るために必要な知識を手に入れてください。
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油染み・油汚れとは|水溶性・不溶性との違い

まず、油染みとは何なのか、から説明してきます。油染みとはその名のとおり「油による汚れによりついたシミ」で、油溶性です。油溶性ということは、水には溶けません。これが大きなポイントです。
服につくシミはほかに水溶性と不溶性があり、水溶性は水に溶ける汚れ、不溶性は水にも油にも溶けない汚れです。
それぞれの特徴と原因を表にまとめたのでご覧ください。
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油溶性 |
水溶性 |
不溶性 |
特徴 |
- 水に溶けない
- 濡らしてもにじまない
- お湯や油で溶ける
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- 見た目が滲んでいる
- 水に溶けやすい
- 水をかけると滲む
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原因 |
油・チョコレート・バター・口紅・ファンデーション・油性ペン など |
醤油・ソース・コーヒー・ジュース・お茶・アルコール飲料 など |
泥・炭・さび・すす・香水・ゲルインク |
油溶性は、食べ物のほかに化粧品や文房具でもつくことがあり、普通に洗っても落ちないため下処理が必要なシミです。詳しい手順はあとで説明しますが、洗う前に油や40〜60℃のお湯で浮かせる必要があります。
時間が経って、ついているのが何のシミがわからない場合、油溶性かどうかは水を垂らしてみるとわかります。滲んだり薄くなったら水溶性、変わらなければ油溶性です。
洋服の油染みを抜く前に確認すること

服の油シミを抜く前には、2つ確認しておくべきことがあります。
それは
の2つです。
まず、素材については、デリケートな素材でないか、洗濯に特別な配慮の必要な素材でないかを確認します。
次に洗濯表示も確認しましょう。当然、洗濯表示でNGとされている方法で洗ってはいけません。基本ですが、油染みに気を取られて忘れがちなので、気をつけましょう。
油染みの落とし方

それでは、実際にどうやって油染みを落とすのか、その方法を汚れの種類や深刻度、服の素材別に紹介します。服を傷めないためにも、正しい知識を身につけましょう。
軽度な油染みは食器用洗剤で落とす
小さな油染みや、ついてすぐの油染みなら、食器用洗剤を用いるのが有効です。洗剤に含まれている界面活性剤が油を浮かせる働きをしてくれます。
<手順>
- 1. 40〜60℃のお湯に5分ほどシミがついた部分を漬け、汚れを浮かせてください。
- 2. 食器用洗剤をシミに垂らして、優しくもみ洗いしましょう。
- 3. 洗剤がシミに浸透したら、歯ブラシで汚れをかき出します。
- 4. 水が濁らなくなるまですすいだら、いつもどおり洗濯機で洗濯すればOKです。
時間が経った頑固な油染みを取るクレンジングオイルが有効

時間が経ってしまった頑固な油染みには、クレンジングオイルが有効です。メイクを落とすくらい強い洗浄力を備えたアイテムです。
<手順>
- 1. 油染みにクレンジングオイルをなじませ、優しく揉み込んでください。水と混ざると乳化してしまい効果が発揮できないので、必ず乾いた状態で行うのがポイントです。
- 2. しっかり揉み込めたら、5分ほど浸透させましょう。
- 3. ぬるま湯ですすいでいつも通り洗濯したら完了です。
クレンジングオイルでも落ちない超頑固な油染みには酸素系漂白剤や重曹を使う
クレンジングオイルでも落ちない超頑固な油染みには、酸素系漂白剤や重曹を使いましょう。漂白剤というと真っ白になってしまうイメージですが、酸素系漂白剤は塩素系と違って服の色落ち原因とはなりません。ただし、念のため事前に目立たない箇所などにつけてチェックすることをおすすめします。
また、重曹は汚れをしっかり落としてくれますが、シルクやウールなどのデリケートな素材には使えないので注意しましょう。
<手順>
- 1. 40〜50℃のぬるま湯に重曹または酸素系漂白剤を溶かします。
- 2. 1にシミのついた服を入れ、2時間ほどつけおきして汚れを浮かせましょう。
- 3. もみ洗いしてすすいだら、洗濯機で洗濯してください。
機械油による油染みなら専用洗剤で洗う
機械油などの強力な油染みには、専用の洗剤を使いましょう。普通の洗剤とは違って油汚れに特化したものが販売されています。
- 1. 40〜60℃のお湯に漬けて汚れを浮かせてください。
- 2. 歯ブラシでこすり洗いをします。
- 3. 仕上げに専用洗剤で洗濯しましょう。
綿・麻についた油染みには煮洗いが有効
綿や麻などの耐熱性が高い素材は煮洗いがおすすめです。汚れを落とすと同時に、殺菌や消臭もできます。洗剤を使わないので敏感肌の方や小さな子供も安心です。ただし、化学繊維や動物性繊維は煮洗いに適していないので、事前に素材をしっかりチェックしましょう。
- 1. 鍋に粉石鹸をいれ、煮立たせてください。粉石鹸の量は、1リットルに大さじ1程度が目安です。この際、アルミ製の鍋を使用すると化学変化で黒ずんでしまう可能性があるため、ステンレスやホ―ローの鍋を使いましょう。
- 2. シミがついた服を入れ、10〜15分間煮ます
- 3. 軽く冷ましてから取り出し、汚れが落ちているか確認してください。落ちていなければ、固形石鹸でもみ洗いしましょう。
- 4. 最後にすすげば完了です。
外出中の油染みは水で応急処置をする
時間が経つと落ちにくくなってしまうため、油染みをつけてしまったら、外出中でもすぐに応急処置することが大切です。
- 1. それ以上広がらないようにティッシュなどでポンポンと叩いて拭き取りましょう。
- 2. 水で濡らしてポンポンと叩いて拭き取ります。可能であれば、石鹸も染み込ませて拭き取ってください。
- 3. 水で洗い流し、乾いたタオルなどで水分を取って乾燥させてください。
関連記事:服についた油汚れの落とし方や外出先でついた油汚れの応急処置を解説

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自宅で落とせない油染みはクリーニング専門業者に依頼しよう

時間が経ちすぎていたり、機械油がついてしまったりなどの頑固な油染みを家で落とすのは困難です。ここまでお伝えしてきたように、無理に落とそうとしても、大切な洋服の生地を傷めてしまうだけとなる恐れがあります。
もし自分では落とせない油染みをつけてしまった場合は、プロの技術に頼りましょう。クリーニング専門業者には、シミ抜きや作業着洗いを得意としているところもあります。自分のニーズに合った業者を選びましょう。宅配なら、遠くの会社のサービスを受けることもできます。
関連記事:クリーニングの染み抜きで落とせない汚れはあるのか|料金相場も紹介!
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まとめ
油染みは、つけてしまったらなるべくすぐ対処することが大切です。また、もしいつつけてしまったのかわからない時間が経った油染みを見つけても、焦って無理やり落とそうとしないのがポイントです。しっかりと手順を踏む、またはプロに頼るのが得策です。
プロのクリーニングなら、頑固な油染みも驚くほどきれいになることがあります。汚れをしっかりと見極めて、正しい対処で大切なお洋服の染みを取り除いてください。