セーターの毛玉取りはクリーニング屋さんにおまかせが便利!毛玉の取り方・防ぎ方も紹介
長く服を着ていると、どうしても避けられないのが毛玉の問題です。
毛玉がついてしまった服は、なんとなくみすぼらしくて、お気に入りでも外に着ていくのがためらわれてしまいます。
でも、たくさんの毛玉をひとつひとつカットするのは大変ですから、そのままにしてしまうという人もいるのではないでしょうか。
そこで、クリーニングの毛玉取りの内容と料金、自宅で毛玉をきれいに取り除くテクニックをまとめてご紹介します。
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クリーニング店の毛玉取りの内容と値段

クリーニング店では、預かった衣類の毛玉取りを行っています。毛玉取りを依頼したい場合は、預ける際に、毛玉が気になっているということを伝えておきましょう。
あらかじめ何も伝えなくても、サービスで毛玉取り対応をしているクリーニング店もありますが、指示を出さないと対応してくれないお店もあるからです。
また、あらかじめ希望を伝えておいた方が、確実に対応してもらえるという利点もあります。
ここでは、特に毛玉ができやすいセーターやコート、そしてスーツの3点について、クリーニング店でどのような対応をしているのかご紹介します。
セーター
毛玉といえばセーターを思い出す人も多いでしょう。ニット製品は、毛玉ができやすいという特徴を持っています。
クリーニング店でセーターの毛玉を取ってもらいたい場合、料金に含まれていて何も伝えなくても対応してもらえるケースと、別料金のケースがあります。
有料対応の場合は、200~300円程度で、依頼しなければ毛玉を取ってもらうことはできません。
無料の場合、何もいわなくてもクリーニングの一環として毛玉を取ってもらえることもありますが、伝えておいた方が確実です。
コート
コートも毛玉ができやすい衣類です。コートの素材にもよりますが、下の衣類とこすれる内側や、カバンなどが当たることの多い腰のあたり、袖口などに毛玉ができていきます。
コートの毛玉取りも、クリーニング店でやってもらうことができます。
無料でやってくれるクリーニング店と、別途料金がかかるクリーニング店があります。
有料の場合、価格はセーターと同様200~300円程度です。毛玉取りを希望するときは、念のため、どのあたりの毛玉が特に気になるか伝えておくと安心です。
スーツ
スーツも、意外と毛玉ができてしまう衣類です。
スーツは仕事の時に着るものですから、毛玉がたくさんついたままになっていると、身だしなみにだらしがない人だと思われてしまいます。
取引先や社内の人から信頼されるためにも、最低限の身だしなみは整えておきましょう。
スーツは定期的にクリーニングに出すものですから、そのタイミングで毛玉のケアもしてもらうのが確実です。
スーツの毛玉取りは無料のこともありますが、有料の場合の価格も200~300円程度と手ごろです。
毛玉をクリーニング店で取るのがおすすめの理由

セーターやコート、スーツなどにできた毛玉は、自分で取ることもできます。
毛玉取りのためのグッズも複数販売されていますから、自分で毛玉取りをしている人も多いでしょう。
しかし、毛玉ができてしまったときは、なるべくクリーニング店で取ってもらうことをおすすめします。
クリーニング店に毛玉取りを依頼するメリットには、仕上がりの美しさと確実性が挙げられます。
・仕上がりがキレイ
クリーニング店は、衣類のメンテナンスのプロですから、毛玉取りも生地を傷めないように丁寧に行います。
毛玉取りが有料の場合だけでなく、無料のサービスとして行っているクリーニング店でも、プロ意識を持って行っていますから、自宅よりもしっかり取ることができます。
ただし、クリーニング店の場合、それ以上やると生地を傷めてしまうという判断もしながらメンテナンスを行うため、すべての毛玉が取れない場合もあります。
クリーニング店での毛玉取りは、生地の耐久性とのバランスを考えながら行われているのです。
・自分で毛玉取りするのは大変
毛玉をひとつひとつ自分で取るのは、簡単なことではありません。
また、無理に毛玉を引っ張ったり、鋭利な刃物で手入れをしたりすることで、生地を傷めてしまうこともあります。
クリーニング店の毛玉取りは、無料でやってもらえることもありますし、有料でも数百円程度ですから、無理に自分で行うよりも、プロに頼んでしまうのがおすすめです。

クリーニングに出したら毛玉ができることがあるってほんと?

衣類をクリーニングに出すことで、かえって毛玉ができてしまったというケースも、残念ながらゼロではありません。
洋服の毛玉は、摩擦によってできるため、クリーニングをしたときの摩擦などが原因で毛玉が発生してしまうことがあるのです。
もし、クリーニングから帰ってきた衣類に、クリーニングに出す前はなかった毛玉がついてしまっていたら、すぐにクリーニング店に伝えましょう。
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会には、「クリーニング事故賠償基準」という基準があります。
クリーニングが原因で毛玉ができてしまった場合は、この基準に則って対応をしてもらえます。
自分で毛玉を取る方法

毛玉取りはクリーニング店に頼むのが確実ですが、ちょっとした毛玉だったら自分で取ってしまった方が楽だと考える人も多いでしょう。
自宅で毛玉取りを行う一番のメリットは、なんといっても手軽で、思い立ったときにすぐ実行できるということです。
たとえば、「明日着ていく予定の服に毛玉が見つかってしまった!」というようなときは、クリーニング店に頼む時間はありません。
こういうときは、市販の毛玉取りグッズや、毛玉取りに活用できる日用品などを使って毛玉のケアを行いましょう。
一方で、自宅での毛玉取りは生地を傷める恐れもあります。あまり深追いせず、本格的なメンテナンスはクリーニング店に頼むのがおすすめです。
自分で毛玉を取るときに使える代表的な市販グッズには、次の2種類があります。
毛玉取りブラシ
毛玉取りブラシは、衣類をブラッシングすることで毛玉を取るアイテムです。
アイロン台などの、平らなところに衣類を広げて、毛玉の上にブラシを滑らせるようにして毛玉をとっていきます。
毛玉取りブラシで毛玉を取るには、コツがいります。最初はうまく取れないかもしれませんが、無理に力をいれてこするのではなく、コツをつかめるまで試してみましょう。
毛玉取りブラシにはさまざまな種類があり、価格帯も1,000円前後から8,000円前後のものまで、幅広くなっています。
安価なものの中には、化学繊維でできているものもありますが、天然の動物の毛でできているものの方が生地を傷めにくく、おすすめです。
毛玉取り機
毛玉取り機は、電動式の毛玉取りアイテムです。
毛玉を取る前に、衣類を広げて平らなところに置いておくのは、毛玉取りブラシと同じです。
スイッチを入れると金属部分が動くので、毛玉を取りたい場所に軽くあてましょう。
あまり強く当てすぎると、生地に穴が開いてしまうため気をつけてください。
毛玉取り機は誰でも簡単に毛玉が取れる便利な機械ですが、毛足が長い服など、一部の服には使えない場合があります。
説明書をよく読んで、自分が使っている毛玉取り機がどのような服に対応しているのか確認してから使いましょう。
価格帯は、100円ショップの安価なものから、1万円を超えるものまであります。
生地を傷めずに毛玉を取るためには、あまり安すぎるものは避け、2,000~3,000円程度のものを選ぶのがおすすめです。
毛玉取りグッズとして使える代用品

毛玉取りは、専用の道具がなくても、日用品で代用することもできます。
どこのご家庭にもある上記の三つのアイテムは、毛玉取りグッズとしても役立ちます。
毛玉が気になるけれど、専用の毛玉取りを持っていないというときは、これらのアイテムで代用しましょう。
カミソリ
T字カミソリを使うと、毛玉を簡単に取ることができます。
平らなところに毛玉を取りたい衣類を置いて、カミソリをゆっくりとすべらせると、毛玉が集まってきます。
このとき、力を入れて無理に毛玉を切ろうとすると、衣類を傷める原因になるので気をつけましょう。
また、縫い目付近は、縫い糸を切ってしまう恐れがあるので、なるべくカミソリ以外の方法で毛玉取をするようにしてください。
同様に、ボタン等のパーツがついた部分も、傷をつけないように注意が必要です。
カミソリを使った毛玉取りは、簡単で効果が高い反面、生地を傷めたり切ったりしてしまうリスクもはらんでいます。
絶対に傷つけたくない衣類は避け、慎重に行うことが大切です。
歯ブラシ
使い古した歯ブラシで衣類を撫でると、ある程度の毛玉をからめ取ることができます。
新品の歯ブラシよりも、使い古しの歯ブラシの方が効果が出ます。
ただし、歯ブラシはサイズもそれほど大きくありませんし、小さな毛玉はなでるようにすることである程度取れますが、大きい毛玉については、ヘッド部分に毛玉をからめ取るように動かす必要があります。
衣類全体に多数の毛玉ができている場合は、あまり適していない方法だといえるでしょう。
スポンジ
キッチンスポンジの中には、片面がスポンジ、片面が硬い焦げなどを落とせる素材になっているものがあります。
このようなスポンジは、毛玉取りにも使うことができます。使うのは、スポンジの硬い面です。
平らに拡げた衣類の上を、スポンジの硬い面でそっと撫でます。力を入れると生地を傷める原因になるため、ごしごし擦らないようにしてください。
スポンジを使った毛玉取りは、刃物ではないので、衣類を切ってしまう心配がなく、袖口や縫い目付近などの毛玉のケアもしやすいというメリットがあります。
反面、効果が限定的である、衣類が全体にけば立ってしまうといった問題もあります。
スポンジで毛玉を取った後は、スチームアイロンなどを使って毛足を落ち着けておきましょう。
生地別の毛玉の取り方

衣類によく利用される生地には、ニットや綿、ポリエステルなどがあります。それぞれの生地の特徴を理解して、適した毛玉ケアを行いましょう。
・ニット
ニット素材は、ウールやアクリル、カシミヤなどから作られていますが、もっとも一般的なニット素材はウールです。ウールは羊の毛からできている天然素材で、しわになりにくい、汚れにくいといったメリットを持ちますが、虫に食われたり、縮んだりしやすいというデメリットもあります。
・綿
綿(コットン)は、多くの衣類に利用されている植物素材です。ウールと同様天然の素材で、肌触りがよく、優しい素材として知られています。デメリットには、毛羽立ちや縮みが挙げられます。
・ポリエステル
ポリエステルは、石油を原料にしてつくられる合成繊維です。強度に優れていて劣化しにくいというメリットを持っています。価格帯も手ごろなので、購入しやすいという点も魅力です。しかし、肌触りは天然素材に比べると劣ります。
ニット
天然素材のニットは強度がそれほど高くないため、繊維同士が摩擦によって絡まることで毛玉ができてしまいます。
しかし、強度の低いニット素材にできた毛玉は、できやすい反面、取れやすいというメリットも持っています。
そのため、毛玉ができても自然と取れてしまい、結局あまり目立たないということもあります。
このような毛玉は、電動の毛玉取り機などを使わなくても、優しくブラシで撫でることでケアできます。
綿
綿は、毛玉のできにくい素材です。綿100%の生地の衣類は、毛玉のリスクがそもそも低いといえるでしょう。
ただし、綿とポリエステルの混合繊維は毛玉ができますし、綿100%でも、使用状況によっては毛玉ができてしまうことがあります。
綿素材の毛玉ケアは、日頃のブラッシングといったお手入れ程度で問題ない場合がほとんどです。目立つ毛玉ができてしまったときは、毛玉取りブラシなどを使って対応しましょう。
ポリエステル
合成繊維のポリエステル素材は、繊維自体の強度が高いため、摩擦などで繊維が絡まって毛玉ができてしまった場合、自然に取れることは少なく、いつまでも服に付着して目立ってしまいます。
毛玉が取れにくい素材ですから、自宅でケアする場合、専用の毛玉取り機などを使わないと効果が出づらいことも多いでしょう。
なかなかきれいにならない場合は、無理に自分に取ろうとせず、クリーニング店に依頼してください。
毛玉をできにくくする方法

毛玉は、衣類の繊維同士が絡まってできるものです。
衣類を着た状態で腕を動かしたり、カバンを持ったりすると、どうしても摩擦が起こります。
また、洗濯の摩擦も毛玉の原因になります。
衣類の摩擦を完全になくすことはほぼ不可能ですが、減らすことができれば、ある程度毛玉を防ぐ効果が得られます。
毛玉ができやすい衣類を洗濯するときは、すすぎや脱水時間を短めに設定する、ボディバッグなど衣類に擦れるカバンを避けるといった対策を取りましょう。
また、毛が絡み合うのを防止して、毛玉ができにくくするスプレーも市販されています。
このようなアイテムを活用することでも、毛玉の発生を抑えるのに効果的です。
毛玉防止スプレーの手作りする方法

毛玉防止スプレーは、市販されているものを買わなくても、自作することができます。
ここでは毛玉防止スプレーを手作りする方法をご紹介します。
【材料】
- ヘアトリートメント 5ml
- 柔軟剤 5ml
- 水 200ml
【作り方】
- 1. ヘアトリートメントと柔軟剤を混ぜる
- 2. 水を加えて混ぜる
出来上がった毛玉防止スプレーは、スプレー容器に入れて使いましょう。
最初は、目立ちにくい場所にスプレーしてみて、問題がないことを確認してから全体に使うようにしてください。
自作の毛玉防止スプレーの効果

自作の毛玉防止スプレーを使用することで、衣類の繊維の絡まりをある程度防ぐことができます。
自宅にあるもので簡単に作れますから、試してみてください。
毛玉防止スプレーを使うときは、衣類から20センチほど話して全体にスプレーし、完全に乾かしてから着用します。
ただし、これはあくまでも毛玉ができるのを防ぐためのものですから、毛玉ができてからスプレーしても意味がありません。
毛玉ができる前に適宜使用することで、綺麗な状態を長く保ちましょう。

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まとめ
毛玉を放置していると、どんなにお洒落な服を着ていても、どことなくみすぼらしい印象になってしまいます。
毛玉ができないように気を付けるとともに、できてしまったときは適切な対処をしましょう。
クリーニングのリコーベでは、無料で毛玉除去サービスを行っています。
普段のクリーニングのついでに毛玉ケアができますから、ぜひご活用ください。