白Tシャツの黄ばみの落とし方5選!漂白剤の種類や対処法・注意点も紹介
白Tシャツやワイシャツは黄ばみが目立ちやすく、落とすためには知識やテクニックが大切です。時間が経つと汚れが溜まり、せっかくの服が黒ずんでしまう可能性もあるでしょう。
本記事では、白Tシャツの黄ばみを落とす方法を5つ紹介します。防止するための対処法や白Tシャツを落とす際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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白Tシャツの黄ばみの原因は皮脂汚れ

白Tシャツが黄ばむ主な原因は、人間が出す汗とその中に含まれる皮脂にあります。皮脂自体は色が付いているようには見えませんが、時間の経過とともに酸化して黄色く変色します。
日常的に洗濯をしていても、繊維の奥に染み込んだ皮脂はなかなか取り除くことができません。結果として、着用と洗濯を繰り返すたびに汚れが蓄積されてしまいます。特に、脇や首周りといった体とTシャツが密着する部分は黄ばみが起こりやすいとされている場所です。
さらに、一定期間着用せずに放置しておくと、皮脂は酸化が進んでしまいます。そのため、しっかりと皮脂汚れを落とさなければ「衣替えでしまっておいた服が次の季節に出してみると黄ばんでいた」ということに陥りかねません。
白Tシャツの黄ばみを落とす漂白剤の種類

汗や皮脂が原因の黄ばみは、通常の洗濯洗剤で落としきれない場合があります。そこでおすすめなのが漂白剤です。漂白剤は主に3種類あります。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は、文字通り酸素の力を使って汚れを落とす漂白剤です。主成分として過酸化ナトリウムまたは過酸化水素を含んでいます。
アルカリ性の薬剤であり、黄ばみや食べこぼしなどの油汚れなど酸性の汚れを落とす際におすすめです。また、衣類を漬け置きするのにも適しており、染料を落とさず汚れだけを取り除くことができるため、さまざまな用途に活用できます。
酸素系漂白剤は臭いが少ないどころか、消臭効果も期待できるでしょう。そのため、漂白剤の匂いが苦手な方でも使いやすく、排水口や洗濯機の掃除にも利用できます。
塩素系漂白剤
塩素系漂白剤は次亜塩素酸ナトリウムを主成分に構成されており、強い漂白力と殺菌力があるため、取り扱いには注意が必要です。頑固な汚れを取り除く働きがありますが、衣類の染料も落としてしまう可能性があるため、基本的には白い衣類やタオルなどにしか利用できません。
酸素系漂白剤を使用しても落とせない場合、塩素系漂白剤の活用を検討しても良いでしょう。ただし、強い臭いが特徴的なので、使用時には十分な換気を心がけてください。
還元系漂白剤
酸素系漂白剤・塩素系漂白剤は汚れに酸素を結びつけて色素を取り除きますが、還元系漂白剤は汚れから酸素を奪うことで汚れを分解するという漂白剤です。酸化が進んだ鉄サビの汚れなども綺麗に落とせるでしょう。
ただし、塩素系漂白剤と同じく衣類の染料を落としてしまうため、色柄物には使用できません。
白Tシャツの黄ばみの落とし方1.塗り洗い

ここからは具体的に、白Tシャツの黄ばみを落とす方法を説明します。塗り洗いは最も手軽に黄ばみを落とす方法で、軽い黄ばみに効果的です。
【必要な道具】
黄ばみに漂白剤をまんべんなく付ける
まず、黄ばみ部分にまんべんなく漂白剤を振りかけて擦ります。粉の漂白剤を使用する場合は、事前に水で溶いておいてください。
漂白剤を塗り込んでから5分ほど時間をおくと、より洗浄効果を高められます。この際、衣類を強く擦りすぎないように注意しましょう。
普段通り洗濯する
漂白剤を塗った白Tシャツを、そのまま普段通り洗濯機で洗います。酸素系漂白剤以外の漂白剤を使用した場合は、同時に洗う洗濯物に色柄物がないか確認してください。
白Tシャツの黄ばみの落とし方2.漬け置き洗い

塗り洗いで落ちなかった黄ばみは、時間をかけて汚れを分解する漬け置き洗いがおすすめです。
【必要な道具】
黄ばみに漂白剤を付けて揉み込む
塗り洗いと同じように、白Tシャツの黄ばみ部分に漂白剤をたっぷり付着させて揉み込みます。
40℃ぐらいのお湯にTシャツを入れる
40度程度のお湯をバケツまたは洗面器に用意し、漂白剤が付いたままの白Tシャツを入れてください。
お湯に漂白剤を溶かしてから漬け置きするという方法もありますが、衣類に直接かけたほうが効果を高められる可能性があるでしょう。
1時間ほどそのままにする
漂白剤の働きで黄ばみが分解されるのを待つために、1時間程度放置します。
小さなお子様がいる場合、近づかないよう目を離さないようにしておきましょう。
普段通り洗濯する
白Tシャツを軽く濯いで洗濯機に入れ、普段通り洗濯してください。
酸素系漂白剤以外を使用する場合には、色物や柄物と一緒に洗濯をしてはいけません。色落ちしてしまう可能性があります。
白Tシャツの黄ばみの落とし方3.重曹

酸素系や塩素系の漂白剤を使用せず、重曹を活用した白Tシャツの黄ばみの落とし方について説明します。重曹は自然由来の成分で構成されているため、お子様やペットがいるご家庭、肌が弱い方でも扱いやすいでしょう。
【必要な道具】
重曹と食器用洗剤を1:1の割合で混ぜ合わせる
重曹と食器用洗剤を1:1の割合で混ぜ合わせ、重曹ペーストを作ります。スプーン1杯の重曹に洗剤を加えていくと良いでしょう。
しっかり混ぜ合わせ、扱いやすいペースト状に仕上げてください。
黄ばみを覆うようにたっぷりと塗り込む
黄ばみ部分を覆うように、たっぷりと重曹ペーストを塗り込みます。
一緒に洗濯する予定の衣類やタオルを下に敷いておくと、テーブルや作業台が濡れません。
5〜10分ほど放置したあと普段通り洗濯する
重曹ペーストを塗り込んだ白Tシャツを5〜10分程度放置し、普段通りの方法で洗濯してください。
重曹は塩素系漂白剤や還元系漂白剤と違って、色物や柄物の服と一緒に洗濯可能です。
白Tシャツの黄ばみの落とし方4.固形石鹸

固形石鹸は弱アルカリ性で、液体洗剤や粉洗剤よりも濃度が高いことから、普通の洗濯では落としにくい汚れに効果的です。より洗浄効果を高めるためには、固形石鹸のほかに、使わない歯ブラシや部分洗い用のスポンジも用意することをおすすめします。
【必要な道具】
黄ばみ部分に塗り込む
固形石鹸を水またはお湯で軽く濡らしてから、黄ばみ部分に塗布していきます。
歯ブラシや部分洗い用のスポンジを活用すれば、よりスムーズに黄ばみを落とせるでしょう。
普段通り洗濯する
石鹸がついた状態のまま、普段どおりの洗濯をします。
一般的な固形石鹸は染料を落としてしまう心配がないため、色柄物と同時に洗濯可能です。
白Tシャツの黄ばみの落とし方5.セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは手肌への負担が少ないという特徴があります。重曹と似たような効果が期待できますが、アルカリ性が若干強いとされています。水に溶けやすいことから、洗濯はもちろん掃除にも活用しやすいでしょう。
【必要な道具】
- セスキ炭酸ソーダ
- 40度程度のお湯または水
- バケツもしくは洗面器
40℃ぐらいのお湯か水にセスキ炭酸ソーダを入れる
40度程度のお湯か水を、バケツまたは洗面器に用意し、セスキ炭酸ソーダを入れてよく混ぜます。混ぜる際は、セスキ炭酸ソーダが完全に溶けるようにしてください。
水よりもお湯を使用した方が、より高い洗浄効果が期待できます。
Tシャツを入れて30分から1時間漬け置きする
黄ばみのある白Tシャツをセスキ炭酸ソーダ液の中に入れて、1時間程度漬け置きしてください。
普段通り洗濯する
白Tシャツを軽く濯いで、そのまま洗濯機に入れて洗濯しましょう。
セスキ炭酸ソーダは衣類の色落ちの原因にならないため、色柄物と一緒に洗濯可能です。

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白Tシャツの黄ばみを防止する対処法

白Tシャツに黄ばみが発生しないようにするためには、次の対処法が効果的です。
- 汗や皮脂汚れが付着するとすぐに洗う
- 風通りの良い日影に干す
- 肌着を着用する
汗や皮脂汚れが付着するとすぐに洗う
白Tシャツを着ていて汗や皮脂が付着したと感じたら、可能な限り早く洗濯して汚れを落としましょう。洗濯物をまとめ洗いしている方は、白いものだけでも毎日洗濯することを心がけてください。特に襟や袖、脇、首周りは黄ばみが発生しやすい部分です。
残り湯での洗濯はおすすめできません。残り湯には雑菌や皮脂等が混じっているため、黄ばみや臭いの原因になる可能性があります。
風通りの良い日影に干す
洗濯した衣類は、すぐに風通しの良い日陰に干してください。洗濯物は「日光に当てたい」と感じる方が多いようですが、直射日光は衣類のダメージ・日焼けの原因になります。
特に、白Tシャツは白の染料を活用している場合が多いです。染料は紫外線に弱いため、黄ばみを引き起こす原因につながりかねません。
肌着を着用する
白Tシャツに汗がつくこと自体を減らす目的で、肌着を着用するという手段もあります。吸水性の高い肌着を選べば、汗に含まれる皮脂が沈着する状態を予防できるでしょう。
汗をかきやすい方や日中は仕事していて着替えが難しいといった方におすすめです。
洗濯槽を清掃する
洗濯槽が汚れている状態で使用を続けていると、洗浄力が落ちて繊維の奥の汚れを取り除きにくくなります。
専用の洗剤を使用し、2ヶ月に1度程度は掃除することをおすすめします。
白Tシャツの黄ばみを落とす際の注意点

白Tシャツの黄ばみを落とす際には、次の点に注意してください。
- 酸素系漂白剤と塩素系漂白剤を混ぜない
- ゴム手袋を着用する
- 使用量と漬け置き時間を守る
注意点を守らなければ、怪我や体調不良につながる恐れがあるでしょう。
酸素系漂白剤と塩素系漂白剤を混ぜない
酸素系漂白剤と塩素系漂白剤を混ぜると、塩素ガスが発生します。塩素ガスは人体に有害であり、人間の目や皮膚、気道を刺激して、最悪の場合は命に関わる中毒症状が起こる可能性があります。
漂白剤となんらかの薬剤を同時に使用する場合は、成分表示や使用上の注意をよく確認してください。
ゴム手袋を着用する
漂白剤の中には刺激が強すぎるものがあります。手荒れや怪我を防ぐためにも、漂白剤を使用する際は種類に関係なくゴム手袋を活用してください。
また、目などに漂白剤が入らないように注意しましょう。小さいお子様がいるなど漂白剤の使用に不安を感じる方は、重曹やセスキ炭酸ソーダの活用がおすすめです。
使用量と漬け置き時間を守る
漂白剤は多く・長く使用しても、効果が高くなるわけではありません。指定された量や漬け置き時間を守らなければ、衣類に致命的なダメージを与えてしまう可能性も考えられるでしょう。
一つの手段で黄ばみが取れないときには使用量や漬け置き時間を変えるのではなく、別の方法を試してみてください。
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まとめ

白Tシャツの黄ばみは、漂白剤や重曹、固形石鹸、セスキ炭酸ソーダなどの活用で落とせます。おすすめの漂白剤は酸素系漂白剤ですが、肌が敏感な方や漂白剤の使用に不安を感じる方は重曹など自然由来の方法を活用するとよいでしょう。
また、黄ばみ自体を予防するためには、汚れが付いたらすぐ洗濯する、衣類は陰干しする、洗濯槽を常に清潔に保つ、ということも大切です。正しい方法で黄ばみを落として、Tシャツの白さを維持しましょう。