宅配クリーニングが安い理由とおすすめの業者の選び方｜保管などのサービスの比較も大事！

「宅配クリーニングは送料がかかる分高いのでは？」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際には、多くの衣類をまとめて出す場合など、宅配クリーニングを利用した方が安く済むケースは少なくないのです。ここでは、宅配クリーニング業者が安い理由について解説したうえで、安い宅配クリーニング業者の選び方についてご紹介します。

 

 

宅配クリーニングが安い理由

宅配クリーニングは店舗型クリーニングと比較して料金が安い傾向があります。主な理由として挙げられるのは次の3点です。

• 店舗つくらずコストを削減している
• 自社工場を持っている
• 一度に受けるクリーニングの量が多い

宅配クリーニングは店舗型クリーニングと比較して料金が安いのは、安くできる仕組みを持っているためです。店舗を持たないことで店舗運営にかかるコストを削減しています。また、自社工場を持っている業者が多く、別の業者にクリーニングを依頼すると発生する委託料がかかりません。さらに、大量のクリーニングを大工場で効率よく処理していくこともクリーニング料金を安くできる理由です。

店舗つくらずコストを削減している

クリーニング店として実店舗を構える場合、駅前の人通りの多い場所など、集客が見込める場所に出店しなければなりません。立地条件のよい場所ほど賃料が高くなりますし、光熱費も必要です。また、実店舗を設ける場合、受付スタッフの人件費もかかります。

一方で宅配クリーニングの多くは一定金額以上の利用やパック料金で送料無料としているため、クリーニング店が送料を負担し、注文を受け付けるためのWebサイトの運営費用も必要です。ただし、宅配クリーニングの場合、実際に配送をする宅配業者と大口契約を結ぶことによって送料を抑えることができます。店舗を運営コストと比べると、送料の負担分やWebサイトの運営費用を考慮しても料金を安くすることが可能なのです。

こうした理由から、実店舗を持たないことがコスト削減につながるため、宅配クリーニングは安い価格でサービスを提供できるのです。

自社工場を持っている

宅配クリーニング業者は自社工場を持っているところが多いことも、宅配クリーニングが安い価格でサービスを提供できる理由のひとつです。クリーニングを別の業者に委託している場合は委託料が上乗せされます。自社工場があれば、そうしたマージンが発生しないため、クリーニング料金を安くすることができるのです。

一度に受けるクリーニングの量が多い

宅配クリーニングは店舗型クリーニングと比較して、一度に受けるクリーニングの量が多く、大量のクリーニングを行っています。店舗型クリーニングの顧客は近隣に住んでいる人がほとんどなのに対して、宅配クリーニングはインターネットなどで全国から顧客を集めているため、毎日、大量のクリーニングに対応しています。

また、宅配クリーニングは大量のクリーニングを処理するため、大型の工場を持っているのが一般的です。大型洗濯槽や大型乾燥機、仕上げ機やたたみ機、包装機などを導入して、クリーニングの機械化や自動化を図っています。宅配クリーニングは作業の効率化を図ることで人件費を大幅に抑えられ、一着のクリーニングにかけるコストを低くできるため、料金を安くすることにつながっているのです。

安い宅配クリーニング業者のおすすめの選び方

宅配クリーニングは店舗型クリーニングと比較して料金が安い傾向があるものの、業者によって料金体系やサービス内容には違いがあります。より安い宅配クリーニング業者を選ぶためのポイントには、以下の5点があります。

• 料金システム（パック料金制・点数制）で選ぶ
• 送料の有無と支払い方法を比較
• 保管などのサービス内容で比較
• 発送・配送方法で選ぶ
• 仕上がって手元に届くまでの日数で選ぶ

安い宅配クリーニング業者を選ぶ際には、料金システムをまず確認することが大切です。また、送料の有無によっても支払い総額が変わるため、送料を含めた金額で比較する必要があります。保管などのサービスを利用する場合は依頼したいサービスの取り扱いがあるか確認するとともに、料金も比較すると良いでしょう。また、使いやすさの面から、発送・配送方法、仕上がって手元に届くまでの日数も確認することをおすすめします。

 

 

料金システム（パック料金制・点数制）で選ぶ

宅配クリーニングの料金システムには、業者によって主に以下の2つの形態があります。

• パック料金制
• 点数制

パック料金制では、「5点パック8,000円」「10点パック10,000円」といった形で、決められた点数のパック料金で、クリーニングに出す衣類の種類に関わらず料金体系が決められています。点数が多いパックの方が1点あたりの料金が安くなるのが一般的です。一方、点数制は単品料金制とも呼ばれ、「ワイシャツ300円」「コート2000円」といったように衣類の種類ごとに1点の料金が決められている料金体系です。

1点や2点といったように少ない分量の衣類だけを出すのであれば、通常の場合点数制の業者の方が安く済みます。一方で、コートやダウンジャケットといったクリーニング料金が高いものをまとめて出す場合は、パック料金の方が安いことが多いです。宅配クリーニング業者やクリーニングに出したいものによって、どちらの料金システムがお得かが変わってくるので確認するようにしましょう。

ただし、パック料金制の場合は宅配クリーニング業者によって、追加料金が必要な衣類や取り扱い除外品がある点に注意が必要です。また、点数のカウントの仕方も業者によって異なります。ダウンジャケットも1点の業者もあれば、コート類は2点というカウントする業者もあります。また、子供服やワイシャツも1点とするケースや3点で1点とする業者もあるので、よく確認してお得なところを選びましょう。

送料の有無と支払い方法を比較

宅配クリーニングではクリーニング料金は安くても送料を含めると高いというケースもあるため、送料の有無も確認することが必要です。パック料金制の場合は送料が無料という業者が多く、点数制の場合は一定以上の金額の利用で送料が無料となる傾向があります。

また、支払い方法も宅配クリーニング業者によって異なります。クレジットカード払いはほとんどの業者で利用できますが、コンビニ後払いや代金引換払い、口座振替などは業者によって取り扱いの有無があるため、支払いやすい方法で利用できるか確認しましょう。

保管などのサービス内容で比較

宅配クリーニングには保管サービスなどのサービスがあります。必要に応じてサービス内容を比較しましょう。

• 保管サービス
• オプション加工サービス

保管サービスはほとんどの宅配クリーニング業者で行っているサービスで、クリーニングした衣類を長期保管するものです。業者によって最長保管期間は9ヵ月や12ヵ月など決められていて異なります。また、保管サービスは無料で利用できる業者と別途追加料金が発生する業者があります。

オプション加工サービスとは、汗抜き加工や撥水加工、消臭加工といったサービスです。宅配クリーニング業者によって取り扱っているオプション加工には違いがあります。パック料金制の場合にオプション加工をつけると、すべての衣類が対象になるケースが多いので注意が必要です。

発送・配送方法で選ぶ

宅配クリーニングでクリーニングに出したい衣類を発送する際には、インターネットなどで申し込みをした後、集荷に来た宅配業者に渡すだけです。発送時の梱包方法には以下の2つがあります。

• 自宅にある箱や袋を使う
• 専用の集荷バックを利用する

自宅にある箱や袋を使う業者の場合、すぐに発送できるという点で便利です。一方、専用の集荷バックを利用する業者の場合は、梱包に使う袋などを用意しなくて済むため、手間がかからないというメリットがあります。

クリーニングが終わった衣類は宅配業者を通じて配送されます。宅配クリーニング業者によっては日時を指定することが可能です。

仕上がって手元に届くまでの日数で選ぶ

店舗型クリーニングでは、最短で朝クリーニングに出すとその日のうちに仕上がりますが、宅配クリーニングは配送の時間がかかります。

宅配クリーニングで発送してからクリーニングを終えてた衣類が戻って来るまでの期間は、業者によって様々です。最短で2日や3日、あるいは5日というところもあれば、繁忙期には20日程度かかるケースもあります。すぐに着る予定がある衣類をクリーニングに場合には、仕上がって手元に届くまでの日数を重視して選びましょう。

 

 

まとめ

まとめてクリーニングに出したいとき、パック料金制をとっている宅配クリーニング業者を利用すると安く済む傾向があります。しかし、パック料金制の場合、衣類の点数のカウントの仕方は業者によって異なる点に注意が必要です。また、保管サービスなどの内容や手元に届くまでの日数も異なります。料金だけではなく、サービス内容などについても比較して利用する業者を選びましょう。